会計管理ソフト
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会計管理ソフト 紹介:
会計管理システムの主要なデータモデルは勘定科目体系と仕訳取引の有り様(ありよう)で規定されます.勘定科目の体系は総勘定元帳として整備され,仕訳取引は仕訳伝票として表現されます.
最近はどこの企業においても財務会計はパッケージで済ませることが多いので,会計管理のシステムを開発経験されたシステム技術者は少数かと想像します.そこで、在庫管理との比喩で一言だけ要所を解説しておきます.
在庫管理においては在庫台帳と受払明細という帳簿がありますが,総勘定元帳は在庫台帳に,仕訳伝票は受払明細に相当します.在庫台帳は在庫の種類毎に期首の有高・総入庫数・総出庫数・期末有高等々を記録し,期中においては帳簿上の有高を明らかにします.総入庫数,総出庫数の個々の動きが受払明細でトレースされます.
会計で在庫の種類に相当するのが勘定科目ですが(実は,会計の目から見れば在庫は棚卸資産勘定の補助簿という位置付けにあります)計算の体系の約束事(・・・現金の増加は借方に記帳する)から,借方に仕訳されたら増加するもの(=貸方に仕訳されたら減少するもの)と貸方に仕訳されたら増加するもの(=借方に仕訳されたら減少するもの)があります.