鴉の断音符
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鴉の断音符 紹介:
鴉の断音符ストーリー
―――人里離れた山奥に、不協和音が鳴り響く。
降ろしたナイフには鮮血の紅が。
みつめる瞳には狂気の黒が。
全身二十七箇所にも渡る刺傷を被害者に刻んだ異常殺人犯。
その所業の一部始終を目撃した一羽の鴉がいた。
鴉の名前は『ヤタ』。仲間と群れぬ孤高のはぐれ鴉。
ヤタは人という生き物に興味があった。
もし彼らの生き方が自分に合うものであれば
〝人になってもいい〟とすら思っていた。
だからヤタは“あなた”に問いかける。
「人とは何か」と。
“あなた”は、ヤタの中に宿る「人の心」。
あなたの選択がヤタを導き、彼の生き方を変える。