ヒトナツの夢
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ヒトナツの夢 紹介:
ヒトナツの夢概要
ヒトナツの夢は、2004年の夏に限定で公開したデジタルノベルをリメイクしたものです。
ジャンルとしては、アドベンチャーというより
選択肢、分岐が少ないですのでデジタルノベルですね。
主人公と屋上で出会う少女、それを取り巻く
学園内の人気バンドBROYが一夏の切なくとも甘いストーリーをお送りします。
シナリオのボリュームは前作の約二倍。
キャラクターCGにドバトさん、背景美術にG5さん、
BGMにBill of Fareさんを迎え
個性的なキャラクター、美しい背景、心地よいサウンドをお楽しみください。
また、本体とは別途ダウンロードの
追加パッチを使用することにより
全キャラクター(サブキャラ含む)フルボイスでお楽しみいただけます。
ヒトナツの夢ストーリー
学園祭を二日前に迎えた海鳴高校。
海の日に学園祭が行われるという、風変わりな学校に暑い日差しの中、須貝俊樹が登校する。
この日は休日なのにも関わらず、登校せざるおえなかった。
理由は俊樹の悪友、西原礼治が、学園祭本番に向けて準備を強いれたからだ。
途中、喉の渇きを潤す為にジュースを買いに廊下に出た俊樹は、礼治のバンド仲間の加川真美と篠井凛と出くわす。
どうやら、去年、学校の屋上から転落事故で他界した霊が出たと騒いでいるらしい。
冗談半分に受け流して、ジュースを買いに向かう俊樹。
その先に、霊が出たと言う事故のあった屋上へ続く階段があった。
そのとき、足元をすっと白い影が通った。
よく見ると、それはこの学校に長年住み着いている白猫だった。
― 霊なんて蓋を開ければこんなもんだろ。
そう思いながら、その白猫を追って屋上へ辿り着く。
普段、そこへは足を踏み入れない俊樹だったが、
屋上から見下ろす海があまりに綺麗で、フェンスへ近づいていった。
「あんまりそっちに近づくと危ないですよ」
その声の方向に俊樹が振り向くと、そこには三つ編みの小柄な少女が立っていた。
時々、どこか儚い雰囲気を漂わせる少女の名前は葉月瑞菜。
他人が苦手で、親しい友人以外とは距離を置く俊樹。
仲間と居るより、ひとりで居る事を好む瑞菜。
そんな、どこか似ているふたりの一夏が、黄金色に染まった屋上から始る―。
― 願わくば、ふたりに幸せな目覚めを… ―