キセキノキセキ 伝説の木編
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キセキノキセキ 伝説の木編 紹介:
ストーリー
キセキの歯車を廻すことが出来るのは、他の誰でもない自分自身
気だるく人生を生きてる主人公――新堂瑞貴
けれど、何事にもいい加減になれるわけでもなく、
ただ流されるままの生活を過ごしている。
何かに特別興味を惹かれることもなく、
まるで“生きながら死んでいる”ようなものだ。
幼馴染の琉架や周りの友人たちは、
すでに目標を持っているようで、
自分だけ取り残された感がある。
けれど焦る訳でもない自分、
その自分に“何か”を感じてはいるのだが……
それが――“何か”は分からない。
自分の中にある“何か”……
それを知ることができたのなら……きっと――
伝説の木編
その気持ちは憧れでも……そして、恋でもなかった――想い。
出逢いは運命的でも、感動的でもなかった。
入学してスグに出来た親友の姉。
そして学院の有名人、だから自然と目が行った……ただ……それだけだった。
学院に入って二度目の春を迎えてもその気持ちが変わる事はなく、ただの日常が過ぎていた。
彼女は生徒総代、俺は何かに秀でているわけでもない普通の生徒。普通に考えれば接点などあるわけもない。
委員会に所属しているわけでもない一生徒が、総代においそれと近づけるわけもない。
逢っても会話らしい会話もない。互いに恋愛感情などもってはいなかったはず……だった……。
それでも……それでも……キセキは描かれ始めていた…………。