桜花とは

太平洋戦争末期に、日本で作られた特攻専用の有人ロケットです。

ただしロケットエンジンの稼働時間はわずか９秒で、自力では敵艦にたどり着くことができません。

そのため一式陸上攻撃機に搭載されて、敵の近くまで来たら空中から発射される、有人対艦ミサイルとでも言う物でした。

世界の戦争の歴史を見回しても、自爆攻撃をするためだけに開発・量産された飛行機はこれしか存在しません。

大変珍しい飛行機なのですが、多くの致命的な欠陥を備えていました。

それは米軍がつけた、コードネームにも現れています。

米軍は戦闘機には男性の名前、爆撃機には女性の名前をつけて読んでいました。

零戦→ジーク、隼→オスカー、疾風→フランク

九九艦上爆撃機→ヴァル、一式陸上攻撃機→ベティ、彗星→ジュディ

ところが桜花に付けられたコードネームは・・・