【 概 要 】
その名の通り，科学技術分野で頻繁に用いられる散布図(XYグラフ）を作成するものです。データは予め作成されたテキストファイルから読み込みます。
任意の数式によるデータ変換もできますので，数値解析ソフトの出力ファイルやデータロガ-から回収したデータを，表計算ソフトを介さずに素早く図化したい方に特におすすめです。

■散布図作成に必須の機能を網羅
- 直線，指数関数，対数関数などの回帰分析やユーザー定義関数による曲線あてはめ
- 中括弧やパラメータを利用した可読性の高い式で任意の関数の描画が可能
- データ間をなめらかな曲線で結ぶスプライン補間オプション
- 横軸の目盛数字の日付表示も可能
- エラーバーや位置を自動調整するデータラベルの表示も可能

■グラフ作成を迅速化
- エクスプローラ等からのドラッグアンドドロップによる，グラフやデータファイルのクイックオープンが可能
- 対数軸にするかどうかも含めた自動軸設定機能
- 表計算ソフトからクリップボードにコピーしたデータの貼り付けも可能

■プレゼンテーションに耐えうる豊かな表現力
- タイトルや凡例では文字単位で書体（フォント名，サイズ，文字色，太字，斜体，影付き，上付き，下付き）を設定可能
- 立体感のあるマーク ，凡例枠への影表示，矢印の描画などの装飾機能も充実
- メニューバー，ツールバーやステータスバー等が消え，スライドを順次表示するスライドショーモード機能
- 画像ファイル出力では，背景を紺色にした場合，黒の文字，フレーム，曲線等を自動的に白に反転し，暗色背景のスライドへの貼り付けにふさわしいスタイルで出力

■その他の便利な諸機能
- 異常値をデータ系列から削除するデータトリミング機能
- データファイルの更新を感知し自動的に再描画を行う自動更新機能
- 数学の学習や教育に適した「数学モード」への切り替え
- 任意関数やプロットされたデータに対する定積分計算機能
- グラフ設定ファイルの構造をヘルプに明記
- 等値線図（コンターマップ）の作成

【動作環境】
以下のディストリビューションで動作確認されています。
Ubuntu 7.10 （ただし何故か印刷およびEPS出力ができません。PNG出力でご使用下さい。）
SuSE Linux 10.3
この他のディストリビューションでも以下の環境を満たしていればおそらく動作します。
・カーネルのバージョン2.2以上
・X11R6互換のターミナルサーバー
・glibc 2.1.2以上
なお、日本語コード変換プログラムnkfがインストールされている必要があります。