東芝8Xシリーズ逆アセンブラ
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東芝8Xシリーズ逆アセンブラ 紹介:
はじめに
トヨタ車ECUを解析するために作成しました。
CPUについて
東芝8Xシリーズマイクロコントローラはとっくの昔に絶版となっているため、 CPUについての詳細な情報については入手不可となっています。逆アセンブル解析において特に必要で思われる事項を簡単にまとめたPDFファイルを toshiba_8x.pdfとして添付しておりますので、参考までにご覧下さい。
[toshiba_8x.pdfの主な内容]
1. 64ピンCPUピン配置
2. CPU動作モード
3. シングルチップ・外部モードにおけるメモリーマップ
4. I/Oレジスタ一覧表
※各レジスタの詳細は記載していません
5. オペコード・命令動作一覧表
出力書式について
0047d8 33021f ld #0x02, $_PORTA
0047db 05 di
0047dc 330620 ld #0x06, $_PORTAL
0047df 330f00 ld #0x0f, $_DDRA
-------------------------------------------
addr code nymonic operand
addr 与えたファイルの絶対アドレス
code オペコード
nymonic アセンブラ命令
operand オペランド
オペランド表現
#0x1234 イミディエイト
$0x20 8bitダイレクト
0x1234 ダイレクト
[y] インデクスドインダイレクト
a, y + 0x3f インデクスドダイレクト
bit.3, $0x01 ビットアクセス
bit.3, $0x01, 0x1234 ビットテスト分岐
レジスタの表現
a アキュームレータA
b アキュームレータB
d アキュームレータD
x インデクスレジスタX
y インデクスレジスタY
使用方法
本プログラムは、コンソール Win32アプリケーションであり、Windows95/98/Me/2K/XPのコマンドプロンプトで動作します。
入力ファイルは、バイナリ形式ですので、HEX形式やSレコード形式のファイルを扱う場合は、ROMライターなどに付属する HEXBIN.EXEなどの変換ユーティリティーで、バイナリ形式に変換してからお使い下さい。 なお、HEXBIN.EXEは本アーカイブには付属していません。
プログラムにはインタラクティブモードと標準出力モードがあります。ファイルを一括して逆アセンブルする場合は標準出力モードが有効であり、ファイルをちらっと覗きたいだけならインタラクティブモードが簡単で便利です。
標準室力モードでは -iオプション、インタラクティブモードでは iコマンドを使用することにより、8bitダイレクトアクセス命令において I/Oレジスタ名を表示させることが可能です。
標準出力モード:
dasm8x [-i] 入力FILE名 開始addr(hex) 終了addr(hex)
[例]
C:> dasm8x -i rom.bin 8000 8fff
(ファイル rom.binの 0x8000~0x8fffを逆アセンブル)
インタラクティブモード:
dasm8x 入力FILE名
[例]
C:> dasm8x rom.bin
Toshiba 8X serieas disasembler Version 1.0
Copyright(C)2002 By H.Kashima
>
コマンド
u [start] [end] 逆アセンブル
>u カレントアドレスから16行逆アセンブルする
>u 8000 8000番地から16行逆アセンブルする
>u 8000 8fff 8000から8fff番地までを逆アセンブルする
d [start] [end] 16進ダンプ
>d カレントアドレスから128バイトダンプする
>d 8000 8000番地から128バイトダンプする
>d 8000 8fff 8000から8fff番地までをダンプする
h ヘルプ
?
i I/Oレジスタ名表示モード切替え
q 終了
機能制限
試用版では、付属PDFファイルの閲覧、I/Oレジスタ表示モードの使用、 512バイト以上のファイルを扱う事ができません。 制限を解除するには、シェアウェア料金をお支払いいただき、解除キーワードを入手して下さい。
プログラムについて
このプログラムはシェアウェアですので、継続的に利用される場合は、料金 15,000円をお支払い下さい。 料金を支払って下さった方には機能制限の解除キーワードをお教えいたします。