コンピューター・グラフィックスやインターネットの世界では普通、RGB(赤緑青)各色で、それぞれ0~255(1バイト)の数値の組み合わせで約1670万色を表現するようになってますが、他の分野ではRGBが使われることはまずありません。
物理工(光)学的にはフランスに本部がある国際照明委員会(CIE)が、1931年に確立した色を数値で表現する表色システム(CIE xyY)が使われていますが、産業分野でも例えば、印刷関係ではCMYKや、CIE L*a*b*が使われていたり、ビデオ関係ではYCbCr、YIQや、CIE L*u*v*が使われたりしています。また、デザインの世界ではマンセルの表色系などがよく利用されてますし、コンピューターでも色を選ぶときにはHLS、HSVが使われています。(詳しくは色の基礎知識を参照して下さい。)
このプログラムは、世の中の様々なカラースペースで使われているカラーコードをコンピューターのRGB値と相互変換することによって、総括的な理解を深めることを目的に作成されました。操作した色のコードはログファイルとして保存できて、それを色見本に変換してプログラムから参照することもできます。
外部カラーテーブル(色見本)は、HTMLColに付属のものと同じものが使えます。また、色見本の編集では、完璧ではないですが Adobe Photoshopの色見本 *.aco ファイルの読み書きができますし、DICデジタルカラーガイドColor Trainの *.cgd も読み込めます。